後輩には、生成AIが回答してくれない、私固有の経験やノウハウ、ハウツーを伝えていきたい|クローズ・アップ J Cuber

2025/08/19J Cuber

K・I

郡山事業所
システム開発部

K・Iは大学を出てから3年ほど他業界で仕事をした後にクレスコ・ジェイキューブに入社しました。2023年4月の入社で、今年3年目となります。

「ITはまったく経験のない未知の分野でしたが、転職先として調べていく中で興味をもち、応募しました。IT業界に就職した友人たちの話も刺激になりました」

IT業界への転職を決めてから、K・Iは「基本情報技術者試験」を受験し、入社前に合格しています。「友人たちは仕事を楽しそうに語っていましたが、実際はそれほど甘くないだろうと考え、少しでもよい形でスタートしたいと思って受験しました」と、振り返ります。

入社から6カ月間は新人研修でした。K・Iはそこで初めてJavaに触れ、プログラミングの手ほどきを2カ月間ほど受けます。そして、生まれ故郷でもある福島県郡山市にある郡山事業所への配属となりました。

郡山事業所への配属後は、倉庫管理システムの改修や、RPGで構築された基幹システムのWeb化やRestAPIを用いた外部システム連携、Maximoベースの資産管理システムの再構築などを担当してきました。

倉庫管理システムの改修は、大手物流企業の顧客向けシステムを顧客ニーズに合わせてカスタマイズするもので、Javaを駆使する案件でした。K・Iは1年半の間に15の案件を担当しましたが、「ソフトウェアに携わることの難しさと面白さ、そして大きなやりがいを感じました」と話します。

「最初の頃は、Javaプログラムを何度書き直してもテストが通らず、絶望的な気持ちになりました。しかし、その時の、“調べて修正する”“試して確認する”という経験は、その後の仕事の基本になったように思います」

RPGについては3日間の講習の後、不明な点を調べたり先輩に尋ねるなどして習得しました。Maximoについても同様で、LinuxやMaximoの仕組みを学びました。

K・Iは入社以来、何か調べる時は生成AIを活用してきました。

「入社直後にChatGPTに触れ、これは凄いと驚きました。以来、何かあるとChatGPTを開く習慣がつき(現在は当社開発のChatCubeも併用)、SQLやデータベースなどもChatGPTとの繰応答をきっかけに、さまざまなことを学びました。今は、生成AIが間違ったことも本当らしく回答することを理解しています。そのため現在は、コードやポイントとなる事項については慎重に再確認するようにしています」

K・Iは今年度、「応用情報技術者試験」の合格とJLab(ジェイラボ)で新しい技術を習得することを目標にしています。このJLabは品川本社で開催されている社内技術勉強会の郡山事業所版で、今年3月にスタートしました。

郡山版JLabは2週間に1回、業務時間内に開催され、メンバーは担当の仕事を離れて参加します。これまでにクラウド環境の構築法やReactなどをテーマに学習してきました。

K・Iは「10年後にはプロジェクトをリードするエンジニアになりたい」と話します。
「そのためには、与えられたチャンスに挑戦し、幅広く経験していきたいと考えています。そうする中で“今後さらに究めていきたい”という技術やテーマも出てくるのだろうと思っています」

K・Iは今、郡山事業所の中では一番の若手です。そのK・Iに「後輩ができたら何を教えたいですか?」と尋ねたところ、次のような答えが返ってきました。

「今は生成AIがどんな質問にも回答してくれます。その精度と正確性は今後ますます向上していくでしょう。そういう時代なので、私は、生成AIが教えてくれないようなことを後輩に伝えていきたいと思っています。それは、私が仕事を覚え技術を習得する中で経験した、私固有のノウハウでありハウツーなのだろうと思います。そうしたことを念頭に、これからもさまざまなことをチャレンジしていくつもりです」

My HobbyMy Interest

学生時代はテニスを続けていましたが、結婚してからはインドア派で、ゲームやアニメにはまっています。それとは別に楽しんでいるのが料理で、炒め物や豚汁などが得意です。

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