老朽化したIBM iシステムをWeb化により刷新、IWSやRestAPIの採用で拡張性やリアルタイム性を実現

2025/08/19導入事例・ユースケース

導入前の状況

原材料メーカーA社は、2010年代初めに基幹システムを一新しましたが、古い技術を多用していたため、システムの拡張やデータ連携を柔軟に行えない課題を抱えていました。

さらにシステムの改修や運用を特定の担当者に依存してきたため(属人化)、システムがブラックボックス化し、改修などを迅速に行えない問題が生じていました。

また他システムとの連携を手作業やExcelで行う仕組みであったため、以下のような課題も起きていました。

 ・業務数が多く、非効率
 ・リアルタイム性に欠ける
 ・情報を一元管理できない
 ・必要な管理情報をタイミングよく確認できない

RPG技術者やIBM iエンジニアの確保が困難になりつつあったので、システムの継続性や今後の保守・維持に大きな不安がありました。そのため、IBM iから別プラットフォームへの移行も検討していました。

クレスコ・ジェイキューブからのご提案

 他プラットフォームへの全面移行は行わず、現行機能を極力活かして、再構築コストの節減とシステム改築のリスクを低減させる

 現行のRPG ⅢやCLをILE RPG・IL CLへバージョンアップし、新しいシステム環境への対応を図る

 従来の5250ベースのシステムをWeb化する。IBM iへの接続はすべてHTTPベースとし、IWS(Integrated Web Services)サーバー経由で、RPGプログラムやCLプログラムなどと連携させる

 IWSがデータベースへの接続を処理し、REST接続によりSQLを直接利用できるようにする

 新システムの運用・保守は、クレスコ・ジェイキューブが担当する 

新システムの導入効果

✔ 手作業の多い仕組みから自動化をベースとするシステムへの転換

✔ システムの保守や維持・管理を安心して継続できる現代的な技術の採用

✔ 業務と情報を一元管理できる仕組みの実現

 リアルタイム性の大幅な向上

使用した主なツール・デバイス・技術

・IBM iシステムのWeb化、Webアプリケーション利用

・IWS(Integrated Web Services)サーバー

・RestAPI

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