導入前の状況

通販会社A社は、商品を購入した購買者から適格請求書の発行を求められると、従来はIBM iシステムからの請求書を基に手動で請求書を作成し郵送していました。
A社の取引先は多く、また商品アイテムが非常に多いため、手動による請求書作成にかなりの工数と手間、コストがかかっていました。
また、顧客サービスの観点から、適格請求書発行のスピードアップが大きな課題となっていました。

クレスコ・ジェイキューブからのご提案

✔ IBM i上の基幹システムの大幅な改修を行わず、適格請求書発行対象のデータを抽出するプログラムを開発し、IBM i上に追加する
✔ AWS上に、IBM iから抽出した適格請求書対象のデータを処理して適格請求書の書式に整えるプログラムを設定する
✔ 購買者から適格請求書発行の請求があった場合、適格請求書をダウンロードするためのURLをAWSから購買者へメール送付。購買者はURLをクリックすると、PDFの適格請求書がダウンロードできる
✔ 一連の処理を自動化する仕組みとする
✔ セキュリティを十分に考慮した安全なシステムとする(PDFはサーバー側で生成されるため改ざんできない、など)
新システムの導入効果

✔ 手動から自動化への仕組み変更による、適格請求書発行業務の大幅な工数削減
✔ 適格請求書発行業務のスピードアップ化
✔ 適格請求書の誤配防止と正確性の向上
✔ 企業間デジタル取引の基盤導入

使用した主なツール・デバイス・技術

・AWS Lambda
・AWS S3
・AWS SES
・Amazon API Gateway
・各種セキュリティ技術

