当社の2名のIBM iエンジニアが「IBMロチェスタースタディツアー2025」に参加しました。

2025/09/24トピック

IBM iのトップエンジニアから直接レクチャー 

当社の第4事業部でIBM iを担当するS・KとY・Sは、9月7日(日)~12日(金)に開催された日本IBM様主催の「IBMロチェスタースタディツアー2025」に参加しました。

このツアーは、IBM i最大の開発拠点である米国ミネソタ州ロチェスターにあるIBMロチェスター研究所を訪問し、IBM iのトップエンジニアたちから直接、最新技術や今後の方向性についてレクチャーを受けるというものです。

レクチャーは3日間にわたり、セッション数は約20。1つのセッションは約1時間で、英語に不慣れな参加者は同時通訳を聞きながらセッションを聴講することが可能です。

日頃、IBM iに接している技術者や営業、関係者にとっては、IBM iの最新状況を深く知るまたとない機会で、今回は当社の2名を含めて、7社11名のIBM iパートナーが参加しました。なお、当ツアーは毎年開催され、IBM iパートナーだけでなく、IBM iユーザーやIBM iの導入を予定しているユーザーなども参加可能です。

ツアー全体を振り返って

今回のツアーを終えて帰国したS・KとY・Sは、ツアー全体を振り返って、次のように感想を語ります。

S・K「セッションは、PowerハードウェアからHA/DR、セキュリティ、AI、アプリケーション開発、DB2 for i、SQLサービス、システム管理まで、IBM iの全体が把握できるようにプログラムされていました。私はその中で、AIとSQL、IBM i 7.6の新機能に強い関心をもちましたが、それよりも、IBM iが今もなお力強く進化を続けていることと、IBM iのトップエンジニアの方々が大きな自信と熱い情熱にあふれていることに圧倒されました」

Y・S「私も講師の方々の、IBM iという製品を開発していることの自信と自負、情熱を感じ、強い感銘を受けました。そしてIBM iの世界で大きなシフトチェンジが起きつつあることを実感できたのが大きな成果でした。今回説明を受けた新しい技術や機能はどれも、私が知っているIBM iを大きく広げる可能性に満ちたものでした」

Visual Studio CodeとSQL、生成AIに大きな関心  

S・KとY・Sは、Visual Studio CodeとSQLが大きくクローズアップされていることにも「驚きました」と話します。Visual Studio Codeは5250ベースの開発に代わる新しい開発環境として、SQLはIBM iの利用を高度化するための言語としてさまざまな局面で使われるようになっています。今回のセッションでは、SQLを適用した新しいIBM iサービスとそのソリューションが多数紹介されました。

またS・Kは、生成AIがコード開発支援だけでなく、データベースやシステム運用にも適用されていることに強い印象を受けました。「生成AIは限られた領域の技術ではなく、IBM iの基盤を成す技術の1つということが実感できました」と、S・Kは感想を述べます。

Y・Sは、AIエージェントのデモで、英語の画面が日本語画面に即座に切り替わるのを目の当たりにし、「IBM iでもこんなことができるのか」と、ショックを受けたと話します。

ツアーから帰って、今後

Y・Sは帰国後、PCにVisual Studio Codeをインストールし、使い始めています。また、セキュリティのセッションで学んだことを「さらに深掘りしていく」ことを決めています。

S・Kは、Visual Studio CodeとIBM watsonx Code Assistant for iについて抱いた興味を「さらに発展させよう」と考えています。また、担当するお客様がIBM i 7.6への移行を近々に予定しているため、「ロチェスターで得たIBM i 7.6の最新情報を活かして、移行をよりスムーズに実現したい」と抱負を語ります。

IBMロチェスター研究所へのツアーは、当社の若手エンジニアにとって大きな刺激と、今後に向けてのモチベーションになっています。

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