
神谷 孝之
総合企画室
室長
―― 神谷さんは総合企画室長として、経営層をサポートする一方で、社員がより快適に働けるような基盤や環境を整備する仕事をしていると理解しています。現在は何に取り組んでいるのですか。
神谷 大きく4つあります。1つ目は、2024年度にスタートした中期経営計画(以下、中計)の推進です。中計が掲げた目標の実現に向けて、進捗状況の確認やモニタリングを行っています。2つ目は人財育成プログラムの企画・推進、3つ目は今年度(2025年度)から担当している採用業務、そして4つ目は社員のモチベーション向上につながる各種イベントの企画・推進です。
―― 幅広いですね。上記の中で、今年度とくに注力したものは何ですか。
神谷 特に注力したのは、2つ目の人財育成プログラムと、4つ目の社員のモチベーション向上につながるイベント企画です。
―― 人財育成プログラムは、当社の設立後ほどなくして教育・研修体系が整備されました。今年度はその拡充ですか。
神谷 その通りです。1年目の2023年度には、新入社員からベテランまでを対象に、年次や職能に応じた教育・研修体系を整備しました。その際に重視したのは、ヒューマンスキル(=人間力)と専門スキル(=専門知識・技術力)の2つをバランスよく身につけることでした。
人財育成プログラムは、年次ごとにブラッシュアップしながら、新たな研修施策にも取り組んでいます。技術系スキル研修、ソリューションセールススキル強化研修、プロジェクトマネージャー養成研修などを通じて、社員の成長と実務力の向上を支援しています。
―― PM(プロジェクト・マネージャー)を育成する研修も進んでいますね。
神谷 「プロジェクトマネージャー養成研修」は2024年度にスタートしました。2年目となる今期は、「ベーシック」と「アドバンス」の2つのコースに分けて実施しています。将来的にPMを担う人財や、すでにプロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーの経験を持つ社員に向けて、習得すべきスキルを体系的に学べる内容として整備しました。
また、技術系に限らず、今期初めて「ソリューションセールス強化研修」も実施しました。
―― それはどういうものですか。
神谷 セールス担当者と開発の現場でお客様と接する技術者を受講対象とし、お客様にわかりやすく説明する力を実践形式で学ぶ研修です。外部の研修サービス会社に委託して実施していますが、今後はさらに進化させ、セールス担当者向けと技術者向けに分けて実施する予定です。
―― 「社員のモチベーションアップ」では、今期も社員旅行やボウリング大会など楽しいイベントがいろいろありましたが、総合企画としてはどのようなことに取り組んだのですか。
神谷 社員旅行は、今年も海外1コース、国内3コース、観劇2コースの計6コースを実施しました。参加を楽しみにしてくれている社員も多く、年々期待が高まっていることを感じています。企画する立場としては、その期待に応えられるよう準備を進めています。
また今期は、新たな取り組みとして、若手社員を対象に世代別のランチミーティングをスタートしました。社員数が増える中で、「顔は知っていても話したことがない」という人が多くなってきたため、同世代の社員が一堂に会し、昼食をともにしながら気軽に交流できる場を設けました。
―― ランチミーティングがきっかけで会話するようになった人も多いようですね。
神谷 同世代という安心感もあって、自然と会話が生まれやすかったのだと思います。その中で、郡山事業所の参加メンバーから「会議室が足りない」という声が上がり、この4月から郡山事業所を増床し、新たに会議室を設置することが決まりました。
また、当社は「健康経営優良法人2026(大規模法人部門)」の認定を受けることが決まりました。社員が健康で働きがいをもって仕事ができるよう、社員全員を対象にした「ウォーキングイベント」の実施を予定しています。
―― 面白そうなイベントですね。
神谷 クレスコグループ全体で実施している取り組みですが、社員がふだん携行しているスマートフォンにウォーキングアプリをインストールし、一定期間の歩数を競うイベントです。優勝者や上位入賞者に加え、たとえば10位、20位などの「飛び賞」も検討していると聞いています。当社でも楽しみながら健康づくりにつなげたいと考えています。
―― 中期経営計画関連では、どのようなことを行っているのですか。
神谷 2024年度にスタートした中計では、事業と人財に関する重点戦略をいくつか策定し、戦略ごとにタスクチームを設けました。先ほどお話しした「技術系スキル研修」や「ソリューションセールススキル強化研修」、「プロジェクトマネージャー養成研修」は、こうしたタスクチームでの議論から生まれた取り組みです。
中計では、「ONLY ONE and PLUS ONE、みんなが笑顔になる会社」という経営ビジョンを掲げています。ONLY ONEは当社の強みを最大限に発揮すること、PLUS ONEは社員一人ひとりが成長し、創造と価値を生み出すことを意味します。中計の取り組みを通じて、そうしたビジョンの実現に向けて着実に前進していると感じています。
―― 採用の仕事では、どのようなことを考えていますか。
神谷 会社の成長は人が支えるものです。そのため、社員が気持ちよく働ける環境を整えることに加え、新たな仲間を迎えることも非常に重要だと考えています。
ありがたいことに、現在は順調に採用が進み、多くの応募をいただいています。ただ、応募者の方に当社の考え方を十分に理解していただくこと、そして当社としても、より当社に合う方に入社していただくための工夫が欠かせません。採用は、教育・研修と同じく、終わりのない取り組みだと実感しています。
